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   Mitashikyo≪ぴあ・さくらんぼ≫
春期研修旅行記
みたかふれあい号・春期バスツアー

深緑の浅間高原と草津温泉を訪ねて







 研修日: 2012年6月5日(火)〜6日(水) 1泊2日
 研修先: 上信越国立公園・浅間高原(白糸の滝・鬼の押出し園)草津白根山・草津温泉ほか
 天 候: 5日 薄曇り  6日 時々小雨の地薄曇り
 参加者: 28名


  6月5日(火)

 《行 程》 

 JR三鷹駅北口⇒中央高速道路調布I.C=中央高速道⇒八王子I.C=圏央道⇒高坂サービスエリア(トイレ休憩)⇒藤岡I.C=上信越自動車道⇒碓氷軽井沢I.C⇒白糸の滝(見学)=中軽井沢、鬼押ハイウェー経由⇒鬼押出し園(見学・休憩昼食)=浅間−白根火山ルート 鬼押ハイウェー・万座ハイウェー⇒草津白根山(観光登山)⇒草津温泉「かんぽの宿」 宿泊 (-.-)Zzz

 《桜桃紀行》

 今回「みたかふれあい号バスツアー」の参加者は、28名と過去バスツアーを実施したうちで、一番多い参加社である。そのうち長老のフジ軍団、古娘達7名の断トツの参加だ。それだけにHappeningは、つきもので、集合時間が過ぎてもH,Yさんというフジ軍団のお一人が来ないではないか。そこでその方の自宅へ電話をしたところ、「家をかなり前に出ていますよ。」との家族の話
だ。それで置いて行くことも出来ないため、15分ほど待っていたらやがてH,Yさんが現れ、その方の言わく「三鷹市役所の前で待っていたら、バスが来たのでそれに乗り込み車内を見回して見ると友人の方々が、いないので、これはおかしいと自宅へ電話をしたら、先ほどお世話人の方から電話があったと言われ、それで集合場所が違ったのに気がつき慌ててタクシーに乗車して、この三鷹駅北口の集合場所へ来ました。」と盛んに恐縮し、弁解していたが、何で三鷹市市役所へ行くのか。誠に思い込みの激しい人には、全く困ったものだ。この出発の際のHappeningが、後々尾を引くのだが、これは神より他は知るよしも無いことである。

 そんなみたかふれあい号は、空いている道路を順調に走り、やがて調布I.Cから中央高速道に入り、恒例の自己紹介をする。すると長老のS,Hさんからお菓子が銘々に配られ、また、フジ軍団のお一人Y,Uさんからアンコがたっぷりと入ったお手製のお饅頭が配られた。さすがは古娘達、気配りは見事なものだ。窓外を見ると薄曇りながらまずまずのお天気で、これから先が多いに楽しみである。そしてふれあい号は八王子I.Cを過ぎ圏央道へと入り、この圏央道も空いており快適にバスは走り行く。やがて関越自動車道に入り、途中高坂サービスエリアでトイレ休憩を済ませ藤岡I.Cから上信越自動車道に入る。途中の奇岩の妙義山の山並みが、曇り空にまるで一服の山水画の如く見えるのが旅情の思いをより深くする。

 車内はお隣さんと談笑する方、コックリ、コックリ居眠りをする方と様々である。そしてバスは勾配を増した山道に入り何度となく左右にカーブを切り、峠越えをして、やがて碓氷軽井沢I.Cへ到り一般道路に出て、軽井沢の別荘地を通り、第1の目的地「白糸の滝」へ到着した。ここで「白糸の滝」の観光をそれぞれPairで行う。ふとS,Mさんを見るとまるで生気が無く疲れ切った様子なので、「白糸の滝へ行かれますか。」と尋ねると「このベンチに腰掛けて休んでいます。」とのことだ。まるで以前のような元気が無く極ヤセしており、「S,Mさんは一体どうしたんだろうね。」と和美と話す。今回U,YさんのGuideHelperとして、S,Mさんが参加しているのだが、そんな絶不調のため私とU,Yさんと二人で白糸の滝へ行く。その白糸の滝であるが、聞くと見るとでは大違いで、「何だこれかよ。」と言う感じで、まさに白糸、貧弱なる瀧の流れに聊かガッカリしてしまった。

 そんな誠に迫力の乏しい白糸の滝を見学し、やがて20分ほどで第2の目的地「鬼押出し園」に到着した。さすがは高原だけに吹く風がとても冷たく半袖で歩いていたため慌ててバスに戻り、ジャンバーを着る。そしてここで昼食休憩も兼ねての見学となる。
それではこの「鬼押出し園」について少し述べてみよう。

 「鬼押出し園」

  浅間高原随一の名勝地。天明3年(1783)の浅間山大噴火の際、流れた溶岩が固まり、奇形な岩場を作った。溶岩原野の広さは幅3キロ、長さ12キロで、その中には細 2.7キロの遊歩道がある。火口で鬼があばれ岩を押出した、という当時の人々が見た印象に、この岩海の名は由来している。
 狛犬岩や親子岩など自然が造った芸術がある。中央には浅間山観音堂もある。噴火の激しさを今に伝える景観は、世界3大奇勝のひとつに数えらている。

 私は和美と共に長老のS,Hさんを車いすに乗せて、園内を見学する。浅間山の大爆発により、溶岩が流れ出て、それが塊色々な形を成した奇岩となり、浅間山の大噴火の自然の猛威を見せつけている。浅間山観音でお賽銭を上げ深々と頭を下げ合掌し祈願する。そしてrestaurantにて、オソバ定食で昼食を採る。結構、色々なお料理がテーブルに並びそれらを生ビールを飲みながら食べる。ふとS,Mさんを見るとまるで食欲がなさそうで、箸も付けていない様子に体調を心配する。

 生ビールを飲みすっかりとよい気持になって、バスに戻り、浅間山の高原を快適にバスは走って行く。車窓からは白樺の木が緑に合間ってとても美しく眺められる光景だ。そんな気持ちのよい高原上を1時間もバスは走っただろうか。やがて第3の目的地「草津白根山」へ到着した。

 草津白根山

 本来は白根山が正式名称であるが、他の白根山と区別するため、草津を配して呼ばれる。また、近隣の逢ノ峰と本白根山を含めた三山の総称とすることもあり、この場合は標高2,171mの本白根山が最高峰となる。一つの火山の山体として捉える際は後者の考え方をとる。山頂付近は白い山肌が広がっているのが特徴であるが、1882年の噴火以前は火口付近まで緑が広がっていた。

 ここで各自、体力に応じて山頂までの登山となる。観光客が大勢訪れており、それもほとんどが韓国人のようで、ワイワイガヤガヤと実に大きな声で仲間達と話をしている。最近観光地へ行くと場合によっては、日本人より、外国人特に韓国人、中国人の多いのに驚く。私はU,Yさんと共に山頂を目指し、舗装された登山道を登って行く。途中の路傍には、ヤマツツジが綺麗に咲いており私達を出迎えてくれた。約、20分ほど歩き白根山の山頂に到着した。その眼下にはエメラルド色下おカマが見えその岸には雪が残っており、おカマの色と実に調和が取れた眺望である。

 下山はスタコラサッサと駆け下りバスに戻る。全員が揃ったところでバスは発車する。バスは急な山道を左右にカーブを切りながら慎重に下って行く。所々の路傍には残雪が見られ改めてこの付近が雪深いところであることを知らされた。そしてバスは草津町に入り、今日の宿泊先「かんぽの宿・草津」へ到着した。皆さんそれぞれの指定された部屋に行く。私達も部屋に行き早速、先ずは一献とお酒を飲みながら談笑する。うっかりしているとたちまち一升瓶が空になるので、その点、Saveをし風呂へ行くこととした。その浴室は広く熱い温泉が浴槽から溢れんばかりに満々と湛えられその浴槽にザブーンと入浴する。「ウーーン、気持ちがよい。ババン、ババンバンここは上州草津の湯」  (^_^)

 そんな気持ちのよい温泉に入り、今度は宴会モードに突入する。テーブルには、色々なお料理が所狭しと並べられ、それらに箸を付け生ビールをゴクゴクゴクと飲む。「ウーン、温泉に入り、美味しい料理を食べながら生ビール、これぞ当に至福のひと時だ」そして頃は吉とカラオケThymeに突入する。皆さん、のど自慢、歌達者が多いので、次から次へと歌が飛び出す。だからあっという間に宴会Thyme2時間が経ってしまった。それで私の三本締めの儀で宴会をお開きとした。それから有志によるカラオケルームにて、またまた、熱唱する。そんなご機嫌が良いところに和美がやって来てS,Hさんの具合が悪くなったので、これから救急車で、長野原町のの病院へ行くことになったと、当にとんでもないAccidentが発生してしまった。
それから、和美はS,Hさんに付き添い長野原町の病院目指し節電のため真っ暗な深夜の車道を救急車で走り行く。実に孤軍奮闘の大活躍に敬服の思いで一杯だ。
その後、 和美の適切なる処置により、S,Hさんは病院から戻り、即、家族に電話をして、急遽、迎えに来て貰いその夜に帰宅したのであった。


 6月6日(水)

 《行 程》

 かんぽの宿(09:00発)⇒賽の河原散策⇒熱の湯(湯もみ見学)⇒湯畑見学及び昼食お土産購入タイム(ホテル一井)=国道292号・353・国道17⇒関越道渋川伊香保I.C=関越自動車道⇒高坂サービスエリア(トイレ休憩)⇒練馬I.C⇒三鷹駅北口 解散

 《桜桃紀行》

 早朝、当然、朝風呂に湯ったりと入浴し、一同、朝食を採り、「かんぽの宿」の係りの方に昨夜のAccidentの御礼をして、バスに乗り込む。あいにくと今日は小雨が降っており、観光には相応しくないが、ほとんどの観光は昨日が、Mainだったので、余り影響は無いだろう。先ずは賽の河原の見学をする。

 賽の河原

 草津の源泉の一つ、西の河原周辺を整備した公園。ゴロゴロ転がる岩の間のあちこちから湧き出した湯が、温泉の川となって流れ、周囲には琥珀の池、瑠璃の池などと名付けられた湯溜まりが点在している。


 そんな賽の河原の散策を終え、今度は、熱の湯(湯もみ見学)をする。
「草津節」を歌いながら、湯長の合図の元、着物を着た踊り手が、湯が張られた四角い浴槽にお湯が熱いので、それを冷ます目的で、長く平たい板をトントントトンと調子をとりながら軽快に演ずるのだ。そして観光客も飛び入り歓迎とのことで、私も妙味まねでその一員に加わった。そんな演技が終わり、どのくらい熱いお湯なのかとその浴槽に手を入れてみたが、何てことはない
ただの40度ぐらいのお湯であった。きっと昔はこうして温度が高い草津温泉に入るためには、湯もみをして入浴したのであろう。

 それから昼食には少し時間があったので、湯畑付近を散策した。皆さん、それぞれお土産の買い物に余念が無い様子である。

 湯畑

 温泉街の中心に位置する草津温泉のシンボル。瓦を敷きつめた歩道、石柵、白根山をかたどった「白根山ベンチ」など湯上がりの散策が楽しめる公園。

 そしてホテル一位のrestaurantにて、生ビールを飲みながら昼食を採る。そんな昼食を終え一同、バスが止まっている駐車場へ行くのであるが、その途中の坂が急なので、そのため、昇るのに難渋していたS,Hさんを私が背負い昇って行ったが、結構、S,Hさんも背は低いとは言え、体重があると見えて、正直、生ビールを飲んだ後だけに息が切れてしまった。

 今回は出発時のHappening、そしてかんぽの宿でのAccidentと幹事としては、心労の重なった研修旅行であったが、皆さん、それぞれに楽しまれたようなので、それが唯一の心のやすらぎとなりました。

 なお、その後のS,Mさんであるが、この旅行後、1週間後に西方浄土に旅だたれました。ここに謹んで哀悼とご冥福を祈念いたします。  合掌