ほのぼのネット活動とは?
1.活動の趣旨
住みなれた家、住みなれた地域(場所)で暮らしている高齢者、障がい児・者、児童
や日常生活でお困りの方々が、安心してより快適に暮らせるように、同じ地域に住む住
民が「ほのぼのネット員(以下「ネット員」)」となって"住みよいまちづくり"を進め
るボランティア活動です。
2.活動がめざすもの
ほのぼのネット活動は、"近所づきあい"をベースにした活動です。ネット員は日常
生活を送りながら地域をよく見つめて様々な福祉ニーズを発見し、解決に向けて活動を
展開します。このときにネット員または班が単独で活動するのではなく、近隣住民や地
域にある様々な社会資源を結んで"助けあい"や"支えあい"の精神に基づいたネット
ワークをつくり、ネットワークが機能する中で課題が解決されていくことをめざします。
3.活動するメンバー
「ほのぼのネット活動は、地域の福祉ニーズ(困っていること、手を貸してほしい
こと)に地域の住民がサポートする「小地域ボランティア活動」です。そのためネット
員は、社会福祉に関連する団体に所属する方や地域の特性を知る方、およびボランティ
アによって構成されています。
[任期]
「ほのぼのネット員」は三鷹市社会福祉協議会(以下「社協」)会長が委嘱し、任期は1期2
年とします(ただし再任を妨げません)。
[門標の配布]
地域住民にネット員の存在を知ってもらうために、社協から門標を配布しています。
4.ほのぼのネット班の設置
ネット員は社協の指定する地域(地区)に住むネット員で構成される「ほのぼのネッ
ト班(以下「班」)」を組織します。班は社協の指定する地域の福祉を推進する活動を行
います。ネット員は個々の活動を行いつつ、ネット員同士が連携して「班」の活動を行
います。
[班の名称]
「ほのぼのネット班」をそれぞれの地域にふさわしい「ほのぼのネット○○班」の名称で
呼んでいます。
[班の構成]
各班20名程度とし、以下の団体等に所属している方で構成されます。
・民生児童委員協議会
・ボランティア団体
・赤十字奉仕団
・老人クラブ(三鷹市老人クラブ連合会)
・町会・自治会
・活動地域内に住むボランティア
[役割分担]
各班は活動を円滑に進めるために以下の役員を置きます。
・班長…班の活動を推進するリーダー。
・副班長…班長をサポートし、班長が不在の場合は役割を代行します。
・会計…活動にかかる経費を管理します。
・その他
[定例会の開催]
ネット班は地域のネット員を集めて定例的に連絡会(定例会)を持ちます。定例会では
ネット員が見守り活動を通じて知り得た福祉ニーズを共有化し、解決方法などを話し合い
ます。また、班で行う活動の企画や役割分担についても話し合います。
5.活動する地域(地区)
ほのぼのネット活動を行う地域は、ネット員が日常生活を送りながら負担なく活動で
き、かつ班として活動しやすい地域に分かれています。具体的には地域の特性や実情等
を考慮して小学校区の約2分の1の地域を「班」の活動地域の目安にしています、なお、
活動の拠点として地区公会堂やコミュニティセンター、小中学校の開放スペース等を利
用しています。
ほのぼのネットの主な活動内容
1,活動の基本
・ほのぼのネット活動を通じて知り得た地域住民のプライバシーを守り、個人情報
を適切に管理します。
・一人で悩まず、他のネット員またはネット班等と連携・協働して進めます。
・活動できる範囲、内容は個々のネット員によって違いがあります。できる範囲内
での活動を目指します。
・緊急を要する状況では迅速な対応に努めます。
2.具体的活動
@福祉ニーズの発見
・地域住民から受けた相談
・訪問や見守り活動から得た情報
・広報等による情報収集
・近隣者等からの情報収集
・その他
A見守り活動
・訪問
・声かけ、あいさっ
・外観の見守り(新聞、通信物、テレビ、電灯、洗たく物等)
・その他
Bふれあい活動(サロン活動)
・地域住民との交流を目的とした会食会、茶話会、懇談会、外出行事等
C日常生活援助
・話し相手、読み聞かせ等
・簡単な家事援助等のお手伝い
・外出介助
・相談
・諸制度の情報提供
・その他
一
D社協会員会費増強運動への協力
・会員の加入推進等
・会費取扱い事務等
E広報活動
・活動地域または近隣者との懇談(交流)会
・地域団体(町会・自治会、子ども会、PTA、老人クラブ等)への周知
・チラシ、ポスター、広報紙等の作成・配布
・その他
F関係機関等への連絡
・行政機関(市役所、警察署、消防署、住民'協議会ほか)
・他地区のネット班
・ボランティア団体
・福祉施設(地域包括支援センターほか)
・その他
3.活動の記録
ネット員は日常生活の中で何気なく気づいたこと、感じたこと、また近所の人との会
話等から発見した福祉ニーズについて、経過や関わり方などを「相談・援助記録票」に
書き留めます。